ブロークンハート2


ブロークンハートの東洋医学的な治療は、まず火の性質を持つ「心=こころ、精神、喜び、心臓系統などを司る」を助けるために、火の親である木の性質を持つ「肝=肝臓系統、自律神経、怒り、筋肉の収縮などを司る」を強めてやります。肝臓は興奮しやすく、エネルギーが滞ることが多いので普門堂では太衝という肝経のツボに接触鍼をして滞りをほぐしてから期門というやはり肝経のお腹のツボをあたためます。特にストレスが多く自律神経の乱れがちな患者様は「気持ちがいい」とおっしゃるツボです。

さらに念を入れて肝経(木)の親である水の性質を持つ腎経にもエネルギーをいれます。

腎臓が弱ると不安感、恐怖感というものを感じやすくなります。お子さんの夜尿症なども腎経の弱りからきていることがよくあります。夜尿症にはいわゆる「怖がり」といわれるお子さんが多いのですが、腎経が弱っているからこその「怖がり」かもしれませんね。

話は元に戻り、腎経は「冷え」に弱く、温めるために内くるぶしにある太谿や膝の内側の曲泉、背中の志室などのツボを使います。普門堂では太い棒灸を1.5㎝~2cmぐらい離してツボに近づけ、少し熱く感じたら離して念入りに温めていきます。図にあるように普通の東洋医学のセオリーでは火である心経に対して相克(たがいに対立しあう)関係にある腎経を補うことはしません。しかし普門堂では相克治療といって、互いに対立しあうものを同時に持ち上げることをします。これは丸亀本院の大石院長が修行した東洋はり医学会の、福島弘道氏が提唱したものの流れを受け継いでます。

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