ウィルス、細菌、がん細胞、花粉etc...。同じ宇宙、同じ地球に存在するどれだけのものを排除すれば人間は安心できるのだろう?身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、という言葉がある。
自分の身を守りたいという防御本能はよくわかるけれど、そう思うあまりのこだわりや、いらぬ心配、恐怖は捨て、心軽やかに平静に相手を見つめてみてはどうだろう?
抗菌剤、殺菌剤を振り回して見えてくるものは、からだが本来まとっている善玉菌のフローラまではぎ取って丸裸になった人間の姿だ。丸裸になっておいてひとつやふたつのウイルスに易々と侵入されているのだが、本人は鉄壁の防御をしたつもりでいる。
ウイルスや細菌が充満しているようなところに行って大丈夫だとは言わない。が、それほど多量ではないウイルスならば、たとえからだの中に入ったとしても通常の免疫機能がちゃんと働く限りは、恐れることは何もないのだ。
ところが悲しいことに現代人は意図せずに「食品添加物としての保存料=抗菌剤」を摂りすぎていたり、安易に抗生物質を服用してしまっているために、腸内細菌が大変貧しい状態にある。腸の中まで焼野原になっていては当然免疫細胞という兵士も期待はできない。
私たちは生きているのではなく、何千何万種類の豊かな細菌群に生かされる生き物なのだ。地球上に生きるすべての生命は互いにつながりあいながら生きている。
野菜につく虫がイヤ、家の中のダニがイヤ、あれもこれもと殺しているうちにいつの間にか自分の命まで殺すところまできてしまったというのが現状だと思う。
酒粕でパックをしてみませんか?麹菌のもとは酵母、最強の善玉菌です。善い菌をまとうことはマスクなどとは桁違いの防御力をもちます、白くてもちもちの美肌になれます。保存料のいらない、おうちぬか漬けを漬けてみませんか?乳酸菌はこれまた最強の腸内細菌であり免疫機能の重要なカギとなります。
どんなウイルスでもいったん抗体をつくってしまえば、からだの経験値となり宝となります。そうしてひとつひとつ自分の身の内受け入れて統合するか、排除するか、どちらを選ぶのが賢い選択だと思いますか?
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