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執筆者の写真加藤喜代

ねじる ゆるむ すてる


骨盤から一つ一つの背骨の骨を積み上げるように・・・・、息をそっと吐きながらねじっていくと。日常ではあまり見たことのない自分の真後ろの景色が見えてきます。同時に、その時はいっぱいいっぱいで夢中になってしていたこと、こだわっていた感情、ガラクタのような思考がスーッと単純になって。小さく小さくなって消えていきます。

そしてまたゆっくりとからだを前向きに戻していくと、今度は周りの真っ白な光の粒子が吸う息とともにふうっと入ってきます。

「手放すから入る」そんな単純なことも、大人になって物を持つようになったらできなくなってしまうようです。幼いころの単純でいて豊かな毎日をまた送りたいものです。

ヨガはからだひとつで自分と向き合うものだから・・。一番単純な、簡素な自分に戻れます。そして毎回思うことは、手放した先の世界がとても充実しているということ。

今回で六月のヨガは終了。季節は夏を迎えます。どんな気づきや喜びが待っているのかな?

さとみ先生またよろしくお願いします。


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